ダイエットに効果的な「満腹たんぱく」

空腹感に絶える苦しみが、ダイエット中一番の悩みでしょう。
その空腹感にどうしても耐えらなかったせいで、挫折した…という人も多いと思います。
満腹感を得られていれば、食事制限をしてもダイエットに効果がないということもありませんよね。

「大豆タンパク質に由来する成分の一種には満腹感を長持ちさせることができる」という事実をアサヒビールが発見したそうです。
この成分をアサヒビールでは「満腹たんぱく」と命名して、食べ過ぎを防ぐ効果があると日本農芸化学会（名古屋市で開催）で報告しました。

「胃排出速度」が遅いことが満腹たんぱくの特徴です。
つまり、食べものが胃の中に他のたんぱく質成分よりも長く残って、そこから排出される時間が遅いということです。

これは20代〜30代女性が対象の実験で実証済みです。
実験では、一般のタンパク質成分を使用した食品と満腹たんぱくを含んだ試験用の食品で比較し、胃排出速度が満腹たんぱくを含んだ食品の方で最長1時間遅かったようです。

ダイエットを効果的に進めるには、先に満腹たんぱくを配合した食品を食べれば、その後の食べるものの摂取量を減らすことができますね。

また、アサヒビールでは、「スリムアップスリム　プレシャスシェイク」（アサヒフードアンドヘルスケアで扱っているダイエット食品）を満腹たんぱくを加えたものに切り替えることにしました。

アサヒビールの「健康おいしさ研究所」代謝研究グループの杉山洋副課長によれば、満腹たんぱくを応用してグループで扱っているその他の商品も今後改良していきたいそうです。

前の記事：満腹たんぱく配合の「スリムアップスリム プレシャスシェイク」
次の記事：「りんごハンバーグ」でおいしくダイエット

ダイエットの成功の秘訣として「できるだけ満腹感を感じるような食べ方をする」ことがあります。
いつも空腹感を感じていてはダイエットは長続きしません。
満腹タンパクとは、体内で満腹感をつかさどるたんぱく質のことで、満腹タンパクを上手く働かせることがポイントのようです。